挨拶について

社会人として挨拶するのは当たり前のように感じるが、これが出来ていない人も結構いる訳です。1歩譲って自分からしないのは分かるが、挨拶されてもし返さないというのにはさすがに理解に苦しむ。一度してから時間があまり経ってないとか、すれ違う度に何度も挨拶されるとかいう状況ならまだ分かるが、一切しない。あるいは、仲良くなってからじゃないとしないという人もいた。

たしして長くない長年の社会人としての経験から言うと、これに対する回答はただ１つ。人それぞれ。そこに悪意があろうがなかろうが、そういうものとして扱った方がいい。多分本質の問題なので直しようが無いと思う。もちろん新人研修や業務として挨拶の励行を言い聞かせるのは正しい事だが、実際やるやらないまでには踏み込めないものだと思う。個々人の文化みたいなもの。

要するにコミュニケーション力というやつだ。コミュ力のあるないは人それぞれであり、その一端が挨拶だったというだけの話。一見挨拶なんて誰にでもできる簡単な事という認識が恐らく間違っている。イラストでも、かかげ先生が何度目線を合わせろといっても合わせられないように、一般的に簡単にできる事と思われている事が実際に簡単にできるとは限らない。

個人的に、挨拶に限ってはそうではないとは思うのだが、現場ではその考えは否定されている現状。残念ながらそれが人間なんだなーと思う。もしそういう人が身近にいた場合、大変だとは思うが「一寸の虫にも五分の魂」という言葉があるように、寛容な対応をしていかねばならないなーと思う。

ちなみにこの手の相談を上司にしたら、「挨拶しない相手に挨拶をしない」と言うんだったらお前はそいつと同レベルだぞ？と言われたことがある。理屈は分かるが納得はできない。また先輩からは「とりあえず言っておけば、こちらからはちゃんと言っているという事実は損にならない」みたいな事を言われた（うる覚え）。別部署の人からは「挨拶は仕事だから、相手がどうのじゃなくて自分は挨拶をする。それだけでいい。」みたいな事を言われたと思う。

この問題は相当難しいと思う。何故なら、挨拶しない相手だからといって仲良く無い訳でも無い点がある。話せば普通に談笑できるけど、挨拶だけはしないなんて事もあるからだ。挨拶しないからといってこいつダメだと切り捨てるほどでもないという。まあ職場の仲間であればなおの事切れないですし。まあ、心の中では一線引きますけど。

とりあえずそっち側にいかないようにはしたいものです。