カップスターのCM

2021年10月13日
ここまで痛々しいCMを流すとは、カップスターも攻めるなぁ・・・。

アイドルやら芸人やらを8人も起用して、「味」というカップラーメンとしては褒める所があまりない部分を褒め合いさせるという。もちろんカップラーメンは美味しいですよ。でも皆さんお判りの通り、カップラーメンの良さは「味」だけでなく「手軽さ」「価格の安さ」「種類の多さ」「保存性」などなど多様にある訳です。

味がメインであるとはいえ、占める割合は半分いや3分の1にも満たない訳です。そのわずかの部分を8人もの人間に褒めさせる訳です。褒め言葉が加速度的に無くなっていって「痛々しい空気」になってしまうのは自明の理。

とは言え、やはり大企業のCMであり、その道の一流のプロが作ったCM。その程度の事は織り込み済みだろう。つまり、この炎上商法的なCMも今はこれが正解で、優れた手法なんだろうと思った。

ただ、このやり方は「ウケないギャグで客席がシーンとなって、それが逆に面白くて笑いが起きる」という、大昔に流行ったお笑いネタに通じるものがある。あまりに稚拙。こういった手法から脱却できるのはいつの日か。

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