銀魂

2018年9月15日
あれだけ引き延ばしに引き延ばした上で、完結しないと言うのか。
逆に言えば、引き延ばしていないにも関わらず、あれだけの時間を使っても
完結できないほど語る内容があったと言う事になる。

と言う事は、あれだけの量の思想・感情・理屈が
全て必要な物・伝えたい事だった訳だ。それはそれで凄いな。
いや、空知氏が凄いのは語るまでも無い事だが。

それにしたって、終盤のあの名言・名シーン連発しました的な演出は、
酷いと言わざるを得ない。銀魂は別段好きでは無かったのだが
(時々は面白いと思って読んではいたが)、終盤のあの展開は
嫌いになる要素だけで固められていたかのようだった。

語り切れなかったと言う事は、長期連載ではあるが打ち切り的な
扱いだったのだろうか。これだけの人気作でそれは無いとは思うのだが。
とすれば、この「続きは〇〇で!」というのも想定内となる。
氏であれば、十分考えられる手法とも思える。

長期過ぎる連載は若い芽を摘むし、長期連載者の新しい作品の芽も摘む。
とは言え、面白い作品はずっと続いて欲しい訳で。ジレンマよな。
ただ、こち亀やブリーチなんかの長期連載が終わる事で、
鬼滅や呪術が連載枠を安定維持できていると考えれば、新陳代謝も大切。

しかしまあ、これもいろいろな問題を抱えているよねー。
単純に30巻程度で完結すべき!なんて問題じゃないからな~。
後続の新人の実力やら人気作品が売り上げに与える影響、
読者人気・読者層の変化に漫画以外のエンターテイメントの台頭(主にスマホ)。

大変だねぇ。

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