挨拶問題

2018年8月3日
いつもの話題だが、挨拶。

人は区別すべきだと思っているのだが、仕事においては
「場の空気を乱す」というのが区別の対象だと思うのです。
要するに人間関係を破壊するタイプの人間ですね。
そこには仕事ができるできないというのは関係無い。

しかし困った事に、仕事が出来る人間ほど「場の空気を乱す」訳です。
結果、そういう人間が上のポジションに行きやすく、乱れた空気は戻りづらい。
結果、虐げられる側のまともな人間は辞めていくという悪循環が起こる。

「勉強が出来る」と「仕事の能力」が無関係なように、
「高い人間性」と「仕事の能力」もまた別物なんですよ。
しかし会社としては当然「高い仕事の能力」を持つ者を優遇する。そりゃそうだ。

だが、結果としてそれがマイナスになる。余程優秀な指導者でなければ、
そういう部分には気付けない。仮に気付いていてもオーナークラスじゃないと、
そういう人間を排除はできない。あくまで改善させる方向へと舵取りをする。

ただ、そういう人間がまともな方向へ改善する事はほぼ無い。
生まれ持った物、長年育った環境が生み出した悪魔が、
言葉でちょっと言われた程度で矯正できるわけが無い。犯罪者と同列の人間なのだから。

場の空気を乱す人間は、要するに性格が悪いのだ。
感情のコントロールができず、口が汚く、プライドが高い。
自我が強く、抑制が効かない。その上、ある程度仕事が出来てしまう為、
多くの人は彼らを止める事が出来ない。

そもそも場の空気を読めるというか、まともな人は
そんな高圧的な話し方とかを普段しないので、口喧嘩で彼らに勝つ事は出来ない。
だが、優しく諭すように話したところで、彼らに響く事は無い。
力には力でねじ伏せるしかないのだ。

で、ここからが解決法。

個人間で言うなら、極力関わらない事。全体で言うなら、
仲間外れにする事。別に無視するとかじゃなくて、彼らが正しいとやっている事を
全員でやらないようにするのだ。そして、彼らができない部分を
サポートしてあげる。自分が如何に矮小な存在かを知らしめる。

外堀を囲ってしまうのだ。出来ない人間をわざわざ育ててあげる必要は無い。
そっち側に分類された人間に使う労力を、こっち側の人間に回す。効率的である。
ムカつく事すら無駄。

でまあ、挨拶です。向こう側の人間ってのは、大抵挨拶ができない。
挨拶どころか返事すらできない。これで大まかに区別できる。

俺はまだまだ向こう側の人間を「人間」と認識してしまっている訳だ。
これがいけない。人の形をした何かであって、あれらは人間ではないのだ。
その認識ができていないから、腹が立つ。「何で返事しないんだよ!」って。
それではいかん。これは俺の問題だ。

挨拶しない彼らには何の落ち度もない。

その事に対して感情を動かしている俺が悪いのだ。
ハエが部屋の中に入ってきたらウザいのは当たり前だ。
ちゃんと網戸を閉めていない方が悪いのだ。

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