人2人がギリギリすれ違えるような道で対面した時、
右に避けるか左に避けるかになります。

ここで問題が発生します。お互いが同じ側へ避けてしまったら?
日本では歩行者は右側通行という概念があるっちゃありますが、
同じ側へ避けてしまう可能性はそこそこ高い気がします。

さらに問題なのは最初の一手を違えてしまうと、次の一手には
「右側通行」というルールが通じなくなってしまうのです。
既に破ってしまっているのですから。

となると、どちらかが動いてどちらかがそのままという状況しか
打開策が無くなります。どちらも動く・どちらも動かないではダメなのです。
打開確率は3分の1です。

当然、再度対面してしまう確率の方が高いです。
そこからまた3分の1の打開をする事になります。

1回目で通過できる確率は3分の1
2回目で通過できる確率は9分の2(3分の2×3分の1)
3回目で通過できる確率は27分の4(3分の2×9分の2)

%に直すと、33%→22%→14%・・・とどんどん下がっていきます。
回数を重ねるほど解決は困難になります。

繰り返すごとに数値は33%ずつ減っていきます。

4回目は9%
5回目は6%
6回目は4%

可能性は0になる事はありませんが、限りなく0に近くなっていきます。
こうなればもはや社会問題です。あちらこちらで
「どちらにも進めなくて身動きが取れない」人が続出するはずです。

でも現実はそうではないです。世の中って不思議ですよねー。

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