俺は、端的に言えばエンターテイメントの一種だと思っている。

だけど、心霊現象は「霊が起こしている!」「幽霊は存在するんだ!」とはならない。
何故なら、そこを明確に”しない”事が、心霊をエンターテイメントたらしめているからだ。

都合のいい事に、実際問題「明確」にはできない。
明確ではない現象を心霊現象と言って、楽しんでいるのだ。
恐怖は楽しいのだ。ホラー物然り、ジェットコースター然りだ。

恐怖はヒトの本能に寄り添っている感情なので、
ちょっと突ついてやれば、効果は10倍にも20倍にもなる。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」である。素晴らしいね。

UFOも新時代の心霊的エンターテイメントであると言える。

なら、実際見える人はどうなんだ!ってなるけど、
恐らく多くの人間は「その時間」「その場所」「その状況」
「その明るさ」「その雰囲気」などの場面に出くわすと、
総じて同じような物を見るようにできているんだと思う。

死にかけたらお花畑だとか、故人がこっち来るなとか言ってたりだとか。

そして見える人は、それを具現化する能力があるというだけ。
超能力は無いとしても、霊能力はあるのだろう。
霊能力というとアレだが、本能的具現化能力とでも言いましょうか。

じゃあ、ラップ現象はなんだ!ポルターガイストは!?ってなる。
まあ、それも結局は何らかの物理現象なんだと思う。
例えば、超能力が実際にあったとして、それが霊と関連付けられているとか。

だからといって、霊現象が怖くないわけではない。分からないんだから。
分からないものは怖いに決まっている。それは本能だ。
分かってしまえば恐怖は無くなる。俺がホラーゲームを全く怖いと
思わなくなってしまったのと同じだ。(VRにならまだ希望を持てるか・・・)

ただ、そういう観点から見ても明らかに納得できないような
現象も世の中には存在する。わずか0.01%かそこらの現象だが。
もしそれが真実であるなら、この世界にはもっと凄いものが詰まっている事になる。

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