魔族は精霊、人間は神聖を使うのが基本。

というか、魔族は神聖魔法は使わない。
使おうと思えば使えるけど、学ぶ理由もメリットも無い。
そしてマナの集約や詠唱などもする必要性も無い。

現在の設定では、人間に比べて魔族は10倍の魔法力を持つ。
・・・なのだが、10倍ってのはそこまで圧倒的な差なのだろうか。
わざわざ人間が神聖魔法というジャンルを作り出すほどの差なのだろうか。

10倍差程度なら、別の工夫をして人間でも精霊魔法を
使う事ができるようにしようとしないだろうか。
そんな事を考えている。

100m走で10秒か1秒かってなると驚異的なんだが、
この例えが正しいとも言えないしねー。

相手が100発魔法を使える相手に対して、こっちはたった10発だ!
ってな感じで考えると、そこまでの差には思えない。
100m走の例えだと、異次元の違いになるけど、
こっちの例えだとチャンスは十分あると思える。

なら100倍差にするか?と安易に考えてしまうが、それもまた1つ。

ただ、魔聖と呼ばれる人間界最強の存在になったとしても
MPがわずか10しかないってのは、あまりに寂しいものがある。
そもそもMPは剣士にも必要な能力である。

MP=魔法ってわけじゃなくて、精神的な力なんですよー。
なんつーか、気合的な。

って事は、精霊魔法を使う事が、人間の心身にとって甚大なダメージが
あったりするのか~・・・って方向になる。
が、肉体的にエルフに劣るのもおかしいし、精神的に脆弱ってのも
もっとおかしい事になる。魔族に肉体的に劣るが、ハートの力は負けねーぜ!
みたいな展開があるのが普通な感じがするし。

やはり、もともと生まれついて、種族的に
マナの内包量が少ないってところでファイナルアンサーなのかな~、と。
10倍差がどこまで理想的な差を示せるのか。そこが問題なのだ。

ちなみに神聖魔法の炎魔法「ブレイズ」の消費MPを1とした場合、
10倍差なら精霊魔法の炎魔法「イグニス」は消費MP10となる。

人間の最高MPは100で、魔族の最高MPは1000。
そして、ブレイズとイグニスの魔法の威力も10倍差がある・・・?
いや、神聖は時間がかかる分、それを威力や効果に還元しているから、
2~3倍程度の差まで抑えられるとするのが理屈か。

まあ、どっちにしろ神聖VS精霊だと、敗色濃厚だ。
だが、それでいい。
仮に精霊魔法を使うとして、人間界最強でも10発が限度。
使ったとしても、同等の魔法を魔族はその10倍使える。

ふむ。10倍って凄い差ですね!!!

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