理解しようとすれば

2016年11月10日
思いのほか良い面が見えてくる。

レッドスプライトとラブラッシュ。レッドは登場すぐに、
ラブもしばらくして「ああ、これは打ち切りだわ・・・」と思った。

が、ここに来てなかなか良い部分もあるではないかと思い直した。
キャラの心情面とかの描写が、しっかりと描かれている(気がする)のだ。

どちらも画力もしくは丁寧さなどはこれまでの新人と比べても、
上位にあると思うわけで。しかしまあ、打ち切りになるのだろうけど。

レッドの敗因は、前作もそうだったのだが、主人公が子供だって
ところでしょうか。子供主人公ってのは定番だけど、この作者の絵柄と
ジャンプでは合ってないのではないかな~と思う。

小さい子供が大暴れするという雛型は、今は少なくなってきてるので
無理に子供にする必要も無いと思うのです。
ダイは小さかったけど、花道とか一護とかイケメン長身ですしね。

ラブの方は、遺伝子設定はまだしも、多分メインヒロインの
金髪の方がただ「邪魔」をしているようにしか見えない点が
いかんかったように思える。

終盤でこういった展開になるのならまだしも、最初っからだからな~。
ヒロインがこんだけ頑張ってるのに、黒髪のヒロインが
のらりくらりなので、相対的に印象が悪くなる。

ただ、ここにきて黒髪の方の心情も深く掘り下げられてきて、
それに同調する形で金髪の方の良さも磨かれていくという
相乗効果が出てきたように思う。

両者の敗因があるとすれば、スタートダッシュだろう。
まず最初の興味を引かないとそれ以降読んでもらえない。
これがゲームだったらもっと酷くて、DLされなければ
パラパラ読みすらされない状態になる。

私も、特に読むものが無くて、とりあえずあんま読んでなかった
この作品をパラパラ読んでてこのように思った次第であります。

難しいものです。

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