完璧さが仇となる理不尽

不完全こそ至高となるのが人間の不思議なところ。

ジャンプのゲーム紹介コーナーで、黒子のバスケがあるじゃないですか。
あの立ち絵ってちょっとアレですよね。
不気味というと言い過ぎですが、何か違和感がありますよね。

それって完璧だからだと思うわけですよ。ふーん。
不気味の谷にも似た感覚。本来有り得ない状態。
肌や髪はツルツルで乱れは無く、目も耳も腕も左右は完全対象。そんな感じ。

ＰＣ上でのみ描かれた絵では、命は描けない。
誤差・ブレ・歪み。そういった不完全さにこそ命は宿る。
そしてその不完全さは止まった絵という媒体に躍動感という動きを与える。

『永遠の未完成、これ完成なり。』

なるほど、あの言葉の真意にはこういう真実が隠されていたのか。
知らんけど。


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