格差を無くすのが一般的だが、あえてこの差を広げる事が大切。
差を広げて尚、面白い作品を作れれば一流。

猫も杓子も平等・対等を声高に叫ぶが、そんなものこの世のどこにも
ありゃしない。無いんだよ。100m走では黒人最強伝説であるように、
魔法使いは戦士より強い。この事実を如何にシステム化するか。

俺様ゲーでは原点が「マナ」であるからして、マナを元にする「魔法」が
根本的に最強になる。魔法使いは戦士より強い。

世間一般には、この戦力差は無いものとして描かれる。
そうする事で「選ぶ」事ができるのだ。
効率厨という差別用語があるが、結局は効率で支配されている証拠だ。

誰も弱いキャラばかりで戦闘をしたくはない。

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無属性のモンスターを想定した場合、
戦士の与えるダメージを10としよう。
ならば魔法使いの与えるダメージはいくつになるだろう。

SPを消費するところから、15は与えても差し支えない。
属性効果があるなら30になる。反属性でも7はいく。
しかも高命中率のオマケ付きだ。

ならもう、魔法使いを使うしかないよね!

と思いきや、魔法使いは天賦の才能が無いと
実践レベルの魔法は使えない。使えても数が少ない。
あるいは高威力・多種使用可であっても、SPが少なきゃ意味が無い。

魔法力、魔法の数、SPの量。
魔法使いとして一人前と呼ばれるには、ハードルは多い。
その分高威力、高命中率、全体攻撃、武器無しでもOKである。

魔法以外はからっきしだとしても、通常攻撃を魔法にするという
方法で乗り切るという考えもある。いわゆる「気合」的な何かだ。
普通に殴っても、戦士と違い、その武器にはSPを消費しない程度の
魔法力が込められているという感じだ。SPを消費しない理力の杖みたいな。

当然威力は魔法を使ったより落ちる。
先の属性有り30ダメなら、その半分の通常ダメ15、
さらにその半分の反属性ダメ7、そのまたさらに半分のダメ3が物理攻撃みたいな。

少なくとも、1とかミスとかまでは下がらない。

SPの問題にしても、自動回復機能を付ける事でカバーする。
これはVP自動回復機能もある事から、自然な流れである。

そもそも旅の途中で「休憩」できないなんて事は無い。
その概念から「自動回復」ありきでシステムは構築されている。
回数が多くなればなるほど、もしくは日をまたぐと回復量が減るなどはあるが。

そこで重要になるのがSPのダイヤシンボル化とメーター化だ。

とはいえ、いかに回復量を少なくするかも重要になるという二律背反。
高威力はデメリットがあってこそ光り輝く。
無尽蔵に高威力・広範囲・高速度なのはラスボスぐらいで十分。

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