2012年48号週刊少年ジャンプ感想
2012年11月1日【六攻特課】
面白かった。新人の漫画がこれだけ面白いとは・・・。
だがまずは残念な点を挙げていこう。
警察側のヒロインが「１８号」という点。髪型同じ、服装同じ。
超能力を「六番目能力」とした点。超能力を使いたくなかったとか、
超能力とは少し違うから・・・という言い訳をしてみても、ようするに超能力。
刑事の謎ポーズ。
そして、見せ場の１９秒での「チヨコレイト・・・」が雰囲気を壊している点。
では順を追って。
最初の1ページ目。正確にはその前の作者紹介ページ。この絵で、18号でした。
もちろん刑事もどっかで見たような感じだけど、18号はモロ。
本編入ってさらに倍率ドン。服まで同じ。これでは面白さ半減。
そこから畳み掛けるように「六番目」発言。超能力というありきたりな
言葉を使いたくないが為の、苦しい言い訳の様に思えた。実際そう。
仮に違う言葉にするなら、反動がある超能力だから「狂能力」だとか、
そういう風にして欲しかった。（超能力を背後に置く感じ）
しかし、主人公側のヒロインが可愛いのは超プラスポイント。
これで大分救われている。そして、（実ではない）姉とした事による
ありきたりさの排除。この排除は成功。
そして主人公自体。一見フツーという感じだが、
「帰れ」のコマの凄みや良し。ここで漫画がグッと締まった。
で、回想。実にすっきりと纏まっていていい。
が、刑事の回想後の刑事の謎ポーズが雰囲気台無し。気功砲でも打つつもりか・・・。
普通の（指の）ポーズにしておけばよかった。
見せ場の19歩。数字と緊張感の組み合わせはなかなかのもの。
だが、「チヨコレイト・・・」という文字やそのイメージは、
緊張感とはかけ離れていて、半分ギャグになってしまっている。
ここは、回想と組み合わせる事によって、それをギャグからシリアスへ、
さらにそのシリアスの効果を2倍にする事ができるわけで、
実際それをしているが、その選び方が間違い。
事故のシーンを組み合わせてはいけない。
その時点では「チヨコ・・・」という台詞を言ってないのもある。
故に、実際その台詞を言っているシーンを組み合わせるべき。
そうする事で、その台詞を言っている楽しいシーンを「今度は守る」という
緊張感が、このクライマックスをさらに盛り上げる事になる。
「チヨコ・・・」の台詞も、回想にしゃべらせる事でギャグ感も無くなる。
「オマケ」を奥の手に持ってきたのはいいですね。
序盤から「敵」とか「回想」とかをしっかりと練っていて、
重要な部分だけをピックアップして、纏めて、完成されているのが分かる。
まさしく磨き上げられた読み切りと言えるだろう。
絵も新人にしては圧倒的画力と言ってもいい。
連載向けの題材でもあるので、頑張って欲しい作者である。
というか、今回の読み切り3つの中ではダントツでしょう。
コスモス荘が若干気にかかるところではありますが。
【黒子】
キセキ以下の
無冠以下の
強レベル（笠松とか）以下の
通常レギュラー（小金井とか）以下の存在である降旗。
そのザコキャラとも言える彼にスポットが当たったのは嬉しいのだが、
やはり違和感というか、場違い感は否めない。
まあ、試合には出られなくて実力が未知数ってのと、
実際は小金井と肉薄する実力だったってのを考慮すればあるいは・・・。
っつーか、小金井レベルでもどうかとは思うが。
自分の特性をフルに生かせれば笠松とも戦える・・・みたいな感じだろうか。
って事ですが、その笠松が降旗をワンオンワンで抜き去ったのはいいね。
降旗やるじゃんと見せかけといて、やはり実力差を見せ付けると。
その上、黒子すらかわす凄さ。でもシュートは外してそこは実力相応の結果にする。
なかなか上手い描写ではないでしょうか。ただ、黒子はキセキなので
それを考えると黒子の価値が下がってしまう悪い描写ですが。
この辺の上下の表現は実に難しいところです。
順当にやってしまうと予定調和漫画になってしまい、面白くも何とも無い。
でも、波乱を取り入れると面白さの代わりにインフレなどの
マイナス要素も取り込んでしまうという二律背反。
【ブリーチ】
大方の予想通り、この週は一護完敗。そしてまるで威力が無い月牙。
月牙打つよりデコピンでもする方が威力あるんじゃね？
って事で覚醒らしいですが・・・。ねー。
一護の覚醒はいろいろあり過ぎてよく分からない。
スーパーサイヤ人１・２・３とかが懐かしい。
まああっちはあっちでフュージョン関連で無茶苦茶でしたが。
【ニセコイ】
最悪の展開。こんな酷い漫画あっていいのだろうか？
正ヒロイン以外を持ち上げるだけ持ち上げといて、叩き落す。
努力した小野寺さんを、最後の最後になって”怪我をさせて”退場させる。
何の努力もしていない千棘を”正ヒロイン”だからという理由だけで。
マリーに至っては「風邪で」という安易な理由で”１コマ”で排除。
ここまでして「かませ」にするのはどういう意図があるのか。
こんな酷い漫画は無い。
こんな事では主人公にも正ヒロインにも感情移入も共感もできない。
何なんだこれは。
【ラクロス】
早見先輩が思いの他良い人で安心した。
この漫画の雰囲気からして、根っからの悪は見ていてえげつないしね。
【めだか】
一番知りたかった安心院さん関連と、球磨川先輩が見れたのでよし。
って、安心院さんマジ死にか～・・・。それは無いわ～・・・。
3兆年生き残れるほどの超人が、守る物がいたってだけで死ぬか～？
まあ、安心院さんのスキルが超絶スキルじゃなくて、
普通のスキルが1京あるってだけだから・・・って事で溜飲を収めるべきなのか。
しかしあれだ。これによりオールフィクションが完全復活なのだろうか。
劣化を止める・・・だから、そこまでいかないか。
まあ、完全版はチート過ぎるので歯止めをするに越した事は無いけど。
【クロガネ】
小細工無しか。なかなか。いや、小細工はすでにすませたって事か。
そして15代目の存在。あちゃー。これ、さゆりはおもっくそ戸惑ってるじゃん。
「そっか。じゃあクロガネ切るか。」って思ってるよー。まあ普通そうだよなー。
ここで一切の雑念が入らず「私はヒロトを選ぶぜ！」って言ってくれれば、
さゆりの格も上がったというのに。
あとで「まあ、多少はなんたら・・・」って言うにしてもさ。
【紅葉】
この展開は泣ける。
面白かった。新人の漫画がこれだけ面白いとは・・・。
だがまずは残念な点を挙げていこう。
警察側のヒロインが「１８号」という点。髪型同じ、服装同じ。
超能力を「六番目能力」とした点。超能力を使いたくなかったとか、
超能力とは少し違うから・・・という言い訳をしてみても、ようするに超能力。
刑事の謎ポーズ。
そして、見せ場の１９秒での「チヨコレイト・・・」が雰囲気を壊している点。
では順を追って。
最初の1ページ目。正確にはその前の作者紹介ページ。この絵で、18号でした。
もちろん刑事もどっかで見たような感じだけど、18号はモロ。
本編入ってさらに倍率ドン。服まで同じ。これでは面白さ半減。
そこから畳み掛けるように「六番目」発言。超能力というありきたりな
言葉を使いたくないが為の、苦しい言い訳の様に思えた。実際そう。
仮に違う言葉にするなら、反動がある超能力だから「狂能力」だとか、
そういう風にして欲しかった。（超能力を背後に置く感じ）
しかし、主人公側のヒロインが可愛いのは超プラスポイント。
これで大分救われている。そして、（実ではない）姉とした事による
ありきたりさの排除。この排除は成功。
そして主人公自体。一見フツーという感じだが、
「帰れ」のコマの凄みや良し。ここで漫画がグッと締まった。
で、回想。実にすっきりと纏まっていていい。
が、刑事の回想後の刑事の謎ポーズが雰囲気台無し。気功砲でも打つつもりか・・・。
普通の（指の）ポーズにしておけばよかった。
見せ場の19歩。数字と緊張感の組み合わせはなかなかのもの。
だが、「チヨコレイト・・・」という文字やそのイメージは、
緊張感とはかけ離れていて、半分ギャグになってしまっている。
ここは、回想と組み合わせる事によって、それをギャグからシリアスへ、
さらにそのシリアスの効果を2倍にする事ができるわけで、
実際それをしているが、その選び方が間違い。
事故のシーンを組み合わせてはいけない。
その時点では「チヨコ・・・」という台詞を言ってないのもある。
故に、実際その台詞を言っているシーンを組み合わせるべき。
そうする事で、その台詞を言っている楽しいシーンを「今度は守る」という
緊張感が、このクライマックスをさらに盛り上げる事になる。
「チヨコ・・・」の台詞も、回想にしゃべらせる事でギャグ感も無くなる。
「オマケ」を奥の手に持ってきたのはいいですね。
序盤から「敵」とか「回想」とかをしっかりと練っていて、
重要な部分だけをピックアップして、纏めて、完成されているのが分かる。
まさしく磨き上げられた読み切りと言えるだろう。
絵も新人にしては圧倒的画力と言ってもいい。
連載向けの題材でもあるので、頑張って欲しい作者である。
というか、今回の読み切り3つの中ではダントツでしょう。
コスモス荘が若干気にかかるところではありますが。
【黒子】
キセキ以下の
無冠以下の
強レベル（笠松とか）以下の
通常レギュラー（小金井とか）以下の存在である降旗。
そのザコキャラとも言える彼にスポットが当たったのは嬉しいのだが、
やはり違和感というか、場違い感は否めない。
まあ、試合には出られなくて実力が未知数ってのと、
実際は小金井と肉薄する実力だったってのを考慮すればあるいは・・・。
っつーか、小金井レベルでもどうかとは思うが。
自分の特性をフルに生かせれば笠松とも戦える・・・みたいな感じだろうか。
って事ですが、その笠松が降旗をワンオンワンで抜き去ったのはいいね。
降旗やるじゃんと見せかけといて、やはり実力差を見せ付けると。
その上、黒子すらかわす凄さ。でもシュートは外してそこは実力相応の結果にする。
なかなか上手い描写ではないでしょうか。ただ、黒子はキセキなので
それを考えると黒子の価値が下がってしまう悪い描写ですが。
この辺の上下の表現は実に難しいところです。
順当にやってしまうと予定調和漫画になってしまい、面白くも何とも無い。
でも、波乱を取り入れると面白さの代わりにインフレなどの
マイナス要素も取り込んでしまうという二律背反。
【ブリーチ】
大方の予想通り、この週は一護完敗。そしてまるで威力が無い月牙。
月牙打つよりデコピンでもする方が威力あるんじゃね？
って事で覚醒らしいですが・・・。ねー。
一護の覚醒はいろいろあり過ぎてよく分からない。
スーパーサイヤ人１・２・３とかが懐かしい。
まああっちはあっちでフュージョン関連で無茶苦茶でしたが。
【ニセコイ】
最悪の展開。こんな酷い漫画あっていいのだろうか？
正ヒロイン以外を持ち上げるだけ持ち上げといて、叩き落す。
努力した小野寺さんを、最後の最後になって”怪我をさせて”退場させる。
何の努力もしていない千棘を”正ヒロイン”だからという理由だけで。
マリーに至っては「風邪で」という安易な理由で”１コマ”で排除。
ここまでして「かませ」にするのはどういう意図があるのか。
こんな酷い漫画は無い。
こんな事では主人公にも正ヒロインにも感情移入も共感もできない。
何なんだこれは。
【ラクロス】
早見先輩が思いの他良い人で安心した。
この漫画の雰囲気からして、根っからの悪は見ていてえげつないしね。
【めだか】
一番知りたかった安心院さん関連と、球磨川先輩が見れたのでよし。
って、安心院さんマジ死にか～・・・。それは無いわ～・・・。
3兆年生き残れるほどの超人が、守る物がいたってだけで死ぬか～？
まあ、安心院さんのスキルが超絶スキルじゃなくて、
普通のスキルが1京あるってだけだから・・・って事で溜飲を収めるべきなのか。
しかしあれだ。これによりオールフィクションが完全復活なのだろうか。
劣化を止める・・・だから、そこまでいかないか。
まあ、完全版はチート過ぎるので歯止めをするに越した事は無いけど。
【クロガネ】
小細工無しか。なかなか。いや、小細工はすでにすませたって事か。
そして15代目の存在。あちゃー。これ、さゆりはおもっくそ戸惑ってるじゃん。
「そっか。じゃあクロガネ切るか。」って思ってるよー。まあ普通そうだよなー。
ここで一切の雑念が入らず「私はヒロトを選ぶぜ！」って言ってくれれば、
さゆりの格も上がったというのに。
あとで「まあ、多少はなんたら・・・」って言うにしてもさ。
【紅葉】
この展開は泣ける。
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