http://gigazine.net/news/20110830_tokai-tv_caesium_rice_maker/
(ギガジンより)

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・テロップ制作者が一番悪い。
・気付いたスタッフがいたにも関わらず、2回もチャンスがあったのに、
 そこでストップできなかった。
・テストで流すつもりだった「セシウムさん」テロップを
 実際の放送で流してしまった。

それだけ。

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モニター作業をやった事がある身として言わせてもらえれば・・・。

これってタイムキーパーも相当悪いわな。
ワンミスでドカンってのが、あの手の仕事の危険性なんですよ。
秒単位どころか、コンマ数秒単位で注意が必要な場面もあるわけで。

そんな中、”あえて”自分の周囲に地雷を撒いておいて、
足元に気を付けながらの作業をしていてたわけです。

何というドM。

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テレビとかマスコミなんてものは、人の不幸をネタに金稼ぎしている
ってイメージが強いので擁護なんてできたものじゃないんですが・・・。

もっと、テロップ制作者(とその製作会社)をバッシングすべきでは。
冗談でも”汚染された米”などと書くような人間なので、
むしろこれはテロップ制作者の故意によるものなのでは?

ただ思い付きで作ったっていうのは、その通りだろう。
何かしら意図があるなら、2度も番組側にそれを見せるわけがないし。

これってテロップ制作者がボケてた・・・って
いう事なんじゃないでしょうか。痴呆みたいな感じ。
そうじゃないなら、何年もこの手の仕事をしてて、
感覚が麻痺していたんだろう。

フジテレビの、通夜の現場で「うっそーん」発言みたいな。

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とはいえ、たいていの人ってのはこの手の事はやっているはずです。
事の大小はあるにせよ。

接客時は笑顔でニコニコしていても、一旦裏に入ったら
「あの客マジうぜ~」みたいな事。
台風が来れば多少なりとも被害者が出ることは分かっていながら、
「ワクワクする」と言ってみたり。

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引いた視点で見るなら、運が悪かったなって事です。
当然、批判されて然るべきだし、謝罪すべき事だけど、
その手の事は誰でもやってるって事ですよ。

真面目に取り組んでいる人が1000人いても、
1人がふざけてたら全部台無しになるわけで。

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この手の間違いを無くすためにはどうすればいいか。

1つ目。言い訳できる仕事をする、って事。
言い訳しろっていうんじゃなくて、言い訳しろと言われて
できるような仕事をする。実に後ろ向きな意見だが、気にしない。

2つ目。ほうれん草の徹底。まあ、これって慣れてくると
省略しがちになるわけで。でも、1つ目にあるように
「俺、ちゃんと上に報告したよ?」って言えるようにする。
要は責任転嫁できるようにする。何という後ろ向き!

3つ目。全ての関係者が、その仕事に全責任を持つという意識を持つ。
これは仕事をしててよく思うんだが、自分はヘルプで来ているから
言われた事だけやってりゃいい・・・では、ミスする事になる。
今日無くても明日ある。いつかはある。

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人間なんて完璧じゃないわけで。優秀な人間もどれほどもいないわけで。
優秀な人間ばかりでも、ヒューマンエラーとかいうものもあるわけで。

それを踏まえた上で必要なのは、リスクを減らす事。
その為に、システムにのっとる事。全員が責任を持って仕事をする事。

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運が悪かったって書きましたが、これが鉄道やら航空やらで
やられると、人命に関わるわけで冗談では済まされない。

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さて、東海テレビの対応はどうだったのでしょうか?
少なくとも、自己保身のみに執着し、被害を甚大化させた
東電や政治屋よりはいいと思うのですが。

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というか、さすがに駄文を書き過ぎた。

パトラッシュ・・・。

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