片鱗が見えてきた

2011年8月11日
上手い人の絵を真似て真似て、何とか上手くなろうと
試行錯誤。今更ながらに試行錯誤。
ようやく片鱗が見えてきたかな~・・・といったところ。

まずは顔からなんだが、よくあるお絵描き講座では
○描いて十字を引いて当たりを付けるわけですが、
それが間違っているのは分かっていた。
それをやっているうちは素人レベルだという意味で。
だが、それ以外の正解を見つけるのは至難。

もちろんそれを突き詰めれば、それはそれで上手い絵だ。
それで上手いと言わせられる事が真の実力者の証だろう。
が、個性は無くなる。何故なら安定しているからだ。

上手い絵を描く人ってのはやはり独特なものを持っている。
安定した不安定さを持つ事が、個性であり上手い絵を描く人の特徴と言える。

この矛盾を成立させるのは非常に困難だ。
真似するだけならまだしも、自分のものにするとなると・・・。

安定した不安定さとはどういうものか。
それはギリギリのところでバランスが保たれている事を意味する。
だが、ギリギリなのは素人が真似した場合であって、
ものにしている人の絵は、ギリギリなのにドッシリしているのだ。

分かるか?この矛盾が。

言うなればドリフト。
素人ならばワンミスでドカンだが、プロになれば
その状態を思うがままに乗りこなす。

私が求めるのはその領域だ。
今まではそこに辿り着けず、素人の領域でできる限り上を目指していた。
だが、その領域をいくら極めたところでプロの領域には辿り着けない。

一旦今まで培ったスキルをおいて、上手い人の絵から吸収する。
吸収し、ものにできてから、自分のスキルを上乗せし、
新しいスタイルを導き出す。

そうする事で絵は成長ではなく、進化を遂げる。

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