真実の現実を求める事が、真のリアリティーという事なのか。

風景をありのまま模写する事、写真を撮る事。
この2つの事象の違いを求める時に迫り来る疑問。
それを解決する策が、この真のリアリティーの追求になる。

解決策は「人の能力の限界」にあった。
そもそも風景というものは、人の能力の限界を超えている。
人間の視覚が捕らえられる色数・彩度・光度・サイズそして
最小単位には限界があるわけだ。

その限界を超えて見る事はできない。
だが、「絵」というジャンルに現実を置き換える事によって、
擬似的に真実の風景を見る事ができる。

それこそが真のリアリティーになる。真の写実とはそういうものなのではないだろうか。

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