宗教は悪である

ただ、全てが完全悪ではない。

悪というと言葉が悪いだろう。が、今ある知識で語るとすれば
悪といってなんら差し障り無い結果になった。

神だの仏だのという概念を持ち出さずとも、先祖を敬うという心があれば
全て事足りるのだ。（まあ別に俺も毎年墓参りしてるわけじゃねぇがな！）

不安をあおり、入信させ、多かれ少なかれ金銭・労働力・時間などを
吸い取っている。さらにこれらをさせるために多分な嘘を付く。
これは悪である。

良い悪もあるから難しいところではある。
その分かりやすい例がプラシーボ効果だろう。
何の効果の無い薬を、エリクサーのごとく効く薬だと
”信じ込ませられれば”その薬はエリクサーのごとく効く薬になる。

人間の思い込みの力と、人間自体の自己治癒能力は半端無いという事だ。
他の生物でも、真っ二つにされても再生するものがいるように、
癌の１つや２つ消えたところで、不思議ではないといえばそうなる。

人間はその能力の２０％だか３０％だかしか使えていないという話は、
よく漫画なんかでネタにされるが、そのたがを外すのがそれだ。
火事場の馬鹿力で飛躍的に運動能力が向上する事はよく知られているだろう。

本当に真の意味で神が存在し、それを取りまとめる団体があるのなら、
それは真の意味で宗教となりえるのだろう。

しかしもともと神という存在は人間の作り出した願望の象徴である。
もっと言えば欲の塊でしかない。おそらく皆分かっているのだ。
が、認めてしまえば自分の矮小さをひけらかす事になる。なのでしない。

神であれ、霊であれ、所詮はエンターテイメントの1つである事を、
上から目線で把握しておかなければならない。
そうでなければ、騙される。
神が本当にいたとしても、直接神から啓示を受けるなどしない限り、
１００％などという事はありえないのだ。

そもそも人間の精神・思考など脆弱なもので、
これは甘いと信じてしまえば、辛いものでも甘くなるのだ。

本当は１ｇしか入っていないタウリンも、１０００ｍｇと書いてしまえば、
なんかいっぱい入ってる気がする！→だから効果がある気がする！
こんだけの量しかないのに４００円もする！→だから効果がある気がする！

全ては嘘なのだ！！！
危ない・・・うっかりしていた。半分信じかけていた。
宗教のトップクラス・幹部クラスってーのは、そういう詐欺野郎のプロなのだ。
宗教は詐欺グループなのだ。
プロフェッショナル相手に戦うには、素人の付け焼刃の知識では
非常に心細いところではある。オレオレ詐欺程度にだってひっかかるのが素人。
いや、あれもプロの至高の業の１つなのか。

ともかく、この世に存在する宗教はほぼ全て悪である。
これは間違いないだろう。まあ、宗教の概念にもよるがね。
とりあえず、例え一円でもお金を強制（半強制を含める）した時点でアウト。
完全なる自己判断ができないものならば、悪である。

仏教しかり、キリスト教しかり。
ただ、営利企業のジャンルの1つとして見るなら、素晴らしい成功例の1つとなる。
そこを営利としてしまうと、いろいろ問題になるからしないだけで、
それはそれでいいとも思う。
が、それに乗っかる宗教・特に新興宗教が問題なんだ。

まあ、多少なりとも曖昧でなければならないものに対して
はっきりさせるというこの二律背反！難しい問題だぜ。