天才型と努力型

2006年4月11日
天才型の主人公は、名立たる強敵を”不利な立場”からでも
圧倒してしまうところに爽快感がある。

剣心ならば、逆刃だったり
拓海ならば、86だったり

その逆境が厳しければ厳しいほど、圧倒した時の爽快感は増す。
しかし意外性も大切。意外性というか、何故勝てたかという
理由付け。それがなければチープな格闘漫画になってしまう。
いわゆる根性論や精神論だけしかないもの。

ドラゴンボールをよく引き合いにしてしまうが、
わりと考えられてたりするんだよね。まあ根性論の方が強いけど。
だがこれはこれでいいのだと思うが。

だが問題なのは、天才型を描くには、作者自身も
それ相応の実力ないしは知識を十二分に備え、
かつそれをエンターテイメントとして面白く仕上げなければならない。
そうでなければ、先に挙げた根性論・精神論に帰結してしまう。

身近なところで天使の微笑のクルードを挙げてみよう。
クルードは暗殺者で、世界一とも呼ばれる存在である。
クルードもといヒデさんの凄いところは、その台詞1つ1つが
しっかりとしていて、理解・納得ができるものになっているところ。

深みがある。暗殺者ならこういう感じなんだろうな・・・と思わせる。
理論的にもなるほどと思う部分も多々。

では戦闘面では?・・・となると、そこまでは描かれていない。
もっとも、ここまで描かれていたら太刀打ちできないのですがね。

(・ー・)<太刀打ちする気だったんですか?

え?何でしょう。よく聞こえませんね。


帰れ!!!

コメント